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親父の家政婦だった女 第三十九話

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 その晩、俺は自室で、西岡から受け取ったピンク色の細長いもの――いわゆるアナルディルド――を試してみるかどうか悩んでいた。西岡の意図を考えれば、試してみるのは彼女の手の上で踊らされているようなもので、非常に悔しい。しかし一方、昨晩西岡に指を入れられた感覚を思い出して尻の穴が疼くのも、否定できない事実であった。
 しばらく迷った後、結局、俺は快楽への誘惑に耐えることに成功した。どう考えたって、ペニスを封じられた状態で肛門から快楽を得るなどというのは自殺行為である。肛門にディルドを挿入した途端、ペニスがぐんと大きく上を向いて、ペニスケースの中で窮屈かつ痛い思いをするのは明らかであった。そんな切なく苦しい快楽ならば得ない方がずっとましである。

 そこまで考えて、早々に布団に入ってしまった。明日の大学の実習までにやっておかなければならない課題がまだ残っていたが、起きているとついついアナルディルドを試してみたくなってしまいそうだった。早く寝てしまえば性欲に悩まされる心配はない。とにもかくにも明日の朝まで意識を眠らせて、無理やりにでも性欲を忘れ去ってしまうほかない。俺は逃げ込むようにして布団を頭まで被り、目を閉じて深呼吸した。

 その時、西岡がトイレを使う音が聞こえた。西岡の部屋の戸の音、トイレの戸の音、流す音、トイレの戸の音、西岡の部屋の戸の音が続けて聞こえて、西岡が寝る前に用を足したことが推察された。西岡の部屋からはそれ以降何も音が聞こえない。西岡は寝てしまったようだった。「西岡は寝た」。その情報を頭が理解するのと、俺の手が枕元の自慰グッズの袋に伸びるのと、どちらが早かったかわからない。そう、一度だけ試してみよう。試してみた事実が西岡に知られなければ、嘲笑されることもあるまい。そうとも、どんなことだって、食わず嫌いはよくない。一度だけ試してみて、自分にとって良くないものだと判明したら二度と使わなければいいだけの話だ。

 俺は起き上がってトイレに立った。ウォシュレットで自らの肛門を洗浄し、自室に戻ってアナルディルドにローションを垂らして挿入してみる。ディルドは西岡の指と同じか少し太いくらいだったが、柔らかい素材でできているためか痛みは全く感じなかった。そのままくりくりと動かしてみたら、一定のポイントが感度が高いことがわかった。なるべくそのポイントを狙って当たるようにディルドを手で支え、ヴァイブレーションのスイッチを押してみる。

 その途端、ヴィーと大きな音が響いた。微細な振動が直腸内を襲う! 住人の寝静まった夜中のマンションの一室に響くヴァイブレーションの音は、部屋全体に響き渡り、壁を越えて隣室へ、もっと具体的に云えば家政婦の寝室にまで聞こえてしまいそうな気がした。慌ててもう一度スイッチを押す。するとまた振動が強くなり振動音はいっそう強くなる。西岡は云っていた、三段階の振動を楽しむことができると。焦った。焦って、さらにスイッチを押した。一際大きな振動音が響く。さらに振動が強くなって、直腸内の最も敏感で快楽を感じやすい箇所が三段階の中で最も強い振動に晒された。危うく声を出してしまうところであったが、ぎりぎりの所で堪えて、もう一押し、スイッチを押して、ようやく振動は止まった。

 この一連の騒ぎで、ディルドのヴァイブレーション機能を試してみたことが西岡に知られてしまったことはほぼ間違いない。俺は貞操具の中で勃起しかけて妨げられた愚息の痛みに耐えながら、快楽への興味を抑えきれなかった自分を悔いていた。明日の朝、西岡は何と云って嘲笑するのか、それを考えただけで頭が重かった。俺はディルドを尻から抜き、ティッシュで軽く拭って、ティッシュを屑かごに放り込んで頭まで布団を被って寝てしまった。

第四十話へ
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Author:右斜め下
人が苦しむ物語が好きなんだけど、苦しんでいれば何でもいいってわけでもない。
自分でも「こういう話が好きです」と一言で言えないから、好きな話を自分で書いてしまおうと思った。
SとかMとかじゃないんだ。でもどっちかっていうとM。

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