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続き待ってます!
  • 2014-11-04 10:31
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お待たせして申し訳ありません、というか、楽しみにしてくださっていてありがとうございます!!
  • 2014-11-06 19:01
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親父の家政婦だった女 第五十一話

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第五十話へ

 そのような問答があって、ゲームが始まったのが十一時三十五分である。ゲーム開始の合図が西岡から発せられて、それに促されるように俺は自らの愚息を取り出して弄り始めた。なるべく西岡の方を見ないようにして、四十五度ほど身体を逸らしてペニスを擦る。西岡は身体を真正面に俺の方へ向けて、じっと俺のマスターベーションを見つめていた。世にも奇妙な構図である。どうしてこんなことをしているかという疑問が頭の片隅に起こったが、明日からの貞操具なしの生活のためだ、と強引に説き伏せて俺はペニスを擦り続けた。
 以前は、マスターベーションの時、インターネットで画像や動画を拾って見て使っていた。視覚情報によって、自らの性欲を鼓舞して、それで射精に至っていた。ところが今は、見る「オカズ」が何も無い。それどころか、西岡に見つめられて、俺はそこから必死に目を逸らして、部屋の隅を見るともなく見つめていた。西岡は微動だにせず俺のペニスを凝視している。もし西岡が興味津々でペニスを観察したり、俺の顔の方を見てくるようなことがあれば、俺はマスターベーションどころではなかったろう。いつ西岡がそんなふうに動き出すかと思うと、気が気ではなかった。

 だというのに、俺のペニスはギンギンに張りつめ、今にも発射しそうなほどに熱を帯びてきていた。それは当然、二十日間禁欲したせいであるはずだったが、西岡に見られているという羞恥心が「オカズ」の代わりになっているのではないかという疑念を完全に否定できる自信があるわけでもなかった。

 そう考えているうちに限界はすぐ訪れた。あと一擦りか二擦りで出てしまうだろうと思われたところで、西岡のルールに従い「で、出そう」と云った。

 すると次の瞬間、西岡はすかさず「どうぞ!」と鋭く云った。それが「射精せよ」という意味であることを頭が理解する前に、西岡の両手が伸びてきて俺の右手をペニスから引き離した。手による刺激を失った俺は、ペニスの力だけでどうにか射精しようと思ったが、射精をするにはやはりあと一擦りか二擦りは必要なのであった。結局ペニスの力だけでは射精に至らず、最初のゲームは俺の負けということになってしまった。
「いけませんよ健一様。『出そう』と云ったときには、必ず即座に手を離していただきませんと」
「そ、そうか、そういうルールだったな、すまん」
 しかも叱られてしまった。なるほど、このゲームの難しさは一度負けてみて初めて身に染みる。あと一擦りか二擦りの所で「出そう」と云ってしまってはいけないのだ。もう、その瞬間に手を離しても射精することが可能なぐらいまで自らを高めておかないと、「どうぞ」と云われたときに対応できない。かと云って、本当に射精するところまで高めてしまうと、「だめです」と云われたときにやっぱり止められない。一種のチキンレースなのだ、と知った。
「では第二回です。どうぞ、落ち着かれましたら再び擦り始めてください」
 第二回戦では、第一回の時よりも出そうになるのが早かった。一度自らに寸止めをかけているのだから当然と云えば当然であったし、また、西岡に見られながら擦ることをさほど変なことだと感じなくなりつつあるせいもあった。

 第二回戦もまた、「どうぞ」と云われたが射精できず、いきなり二連敗を喫してしまった。このままでは負けっぱなしである。第三回戦では「どうぞ」と云われても出せるように、本当にギリギリの所まで高めておこう。そう考えて、おかしいことに気が付いた。
「西岡、三回戦の前に一つ聞きたい」
「はい」
「このゲームは、俺が、しゃ、射精したら終わるんだよな」
「はい」
「西岡が二連勝した今、これはひょっとして、あとは『どうぞ』と云い続ければお前の勝ちは揺るぎないんじゃないのか」
 西岡は「気付かれた!」とでも云うように、わざわざ口を手で押さえて目を逸らした。
「態とらしい奴だな」
「失礼いたしました。いい所に気付かれましたね。では、三回連続での『どうぞ』を禁じ手といたしましょう。ですから、今まで二度『どうぞ』を云いましたから、次は西岡は『だめです』しか云えないことになります」
「うーむ。しかしそれでは、『だめです』一回につき『どうぞ』が二回云えることになりはしないか」
「その通りですが、『どうぞ』を二回使ってしまったら次は『だめです』しか云えなくなるのですから、健一様に勝ちをプレゼントするのと変わりませんわ」
「なるほど、うむ。それならば納得できる」
 俺はなるべく威厳を保って頷いた。しかし、俺の下半身は露出して、ペニスがまだピンと上を向いている。対する西岡はいつも通りの簡素だがしわのない完璧な白黒の上下で、その対照だけで威厳が失われるような気がする。ゲームのルールに抗議している最中も、弁えを知らない愚息は「早く出させてください」と懇願して、西岡の方に身を乗り出さんばかりに突き出ていた。

 それで合意になって、第三回戦が始まった。第三回戦は、ルール上、西岡は「だめです」としか云えない。俺は迷わず、自身のペニスを擦ることなく「出そう」と云った。西岡は困ったように笑って「だめです」と云った。これで一勝二敗である。

 第四回戦が始まって、俺は愚息を握りながら考えた。次は西岡が何と云うかわからない。「どうぞ」と云われたとして、もし射精できなかったとしたら、一勝三敗となり、殆ど俺に勝ち目が無くなる。一方、射精できたとしたら、二勝二敗で引き分けとなる。同じ勝てないにしても、負けよりは引き分けの方がよかろうと思った。それで、「どうぞ」と云われれば射精できるし、「だめです」と云われれば我慢できるような、そんなギリギリの所まで性感を高めて、チキンレースを制してやろうと思った。

 いよいよ射精感が高まってきた。だが、正確さを期するため、俺は手の動きを緩め、和らげ、本当に射精するかしないかの境界線まで、自らの快楽を高めようとした。
「あら、手の動きがゆっくりになりましたね」
 西岡がにやついているのが視界の端に映った。俺が自らの快楽絶頂までの距離を慎重に調整しているのをあざ笑っているかのような声であった。
「うるさいな」
「射精なさる直前の限界まで近づいてらっしゃるのですよね。気持ちいいですか」
「うる……さい」
「気持ちよくないのですか。男の人は射精の直前の限界が一番気持ちよいと伺っているのですが」
 誰から伺っているのか。親父からか。とにかく黙っていてほしかった。射精の直前の限界の、気が狂いそうなほどの快楽と期待の渦の中で闘っている俺にとって、西岡の囁きかける悪魔の嘲笑すらも、快楽の材料になってしまいそうだった。
「慎重にですよ、健一様。『出そう』と云う前に射精されたら負けが確定してしまいますからね」
「うるさいと云っている」
 この女を今すぐ黙らせたい。気が狂いそうになる。逝きそうになる。快楽の限界に、いや、西岡の声に、頭がおかしくなりそうだ。

 そのうちに、先程シャワールームで感じた感覚と同じ感覚、精巣が開放されて、そこから精子が勢いよく昇り始めそうになる感覚を覚えた。

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お待たせして申し訳ありません、というか、楽しみにしてくださっていてありがとうございます!!
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Author:右斜め下
人が苦しむ物語が好きなんだけど、苦しんでいれば何でもいいってわけでもない。
自分でも「こういう話が好きです」と一言で言えないから、好きな話を自分で書いてしまおうと思った。
SとかMとかじゃないんだ。でもどっちかっていうとM。

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