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[C18]

わわ、ありがとうございます! 最近筆が滞りがちなのですが、楽しみにしてくださっている人のためにがんばります!
  • 2015-05-07 10:01
  • 右斜め下
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[C19] いつも楽しみ

いつも楽しみにしてます。まだ、新しいのまだかな?貞操帯で射精管理の作品は珍しくて。とても読むのが楽しみです。将来は西岡と結婚する様にお願いします
  • 2015-05-24 14:30
  • くま
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親父の家政婦だった女 第六十一話

第一話へ
第六十話へ

 俺の指が狂ったようにキーボードを叩き始めた。自分でも、何を書いているのかあまり把握していなかった。狂ったような指先から、狂ったような文字列がネットカフェのパソコンの中に叩き込まれた。書いてある内容は、なるほど、父を亡くしたこと、後始末が大変なこと、精神的に不安定になることなど、あるべき休学理由を書いていたが、「制止mん的に不安tれいに」などと、タイプや漢字変換が明らかにおかしい文章が形成されつつあった。それは言葉の内容よりも如実に、俺が今置かれている状況を物語っていた。

 西岡は片手を胸板に、片手を下半身にまで伸ばし、悪魔の囁きのように俺の耳元に顔を寄せて、耳朶に甘い吐息を吹きかけていた。俺はなるべく背を屈めて責めを逃れるように、彼女が飽きてしまう前に申請を書き上げようと必死だった。「異常の理由から、休学を申請いたします。」命からがら、そこまで書き終えると、送信ボタンを押した。「申請内容確認画面」というページが表示され、狂乱の文字列がそこに現れた。これを自分が書いたものとは思えなかったが、ろくろく確認せずに再度「送信」のボタンをクリックした。
「書いた。書き終わった」
 俺は西岡を振り返った。西岡は背後から画面を覗き込み、笑いを堪えていた。
「素敵でしたよ健一様」
 そこで声のトーンを落とし囁く。
「ではお約束通り逝かせて差し上げますが……」
 「が」。俺は身構えた。この期に及んでまだ何か条件を付ける気か。
「ここでになさいますか。それとも、家に戻ってからになさいますか」
「家というのは別荘のことだな」
「勿論です。東京の家に帰るまで焦らしたりはしませんわ」
 西岡はクスクスと笑う。
「じゃあここで頼む」
 俺のペニスはもう我慢の限界だった。
「よろしいのですか。個室とはいえ、音は周りに漏れてしまいますが、ここで逝かせて差し上げてもよろしいのですか」
 念を押すように訊ねてくる西岡。そう云われてみればここで抜いてもらうのは少々危険か。
「別荘に戻れば、周囲に気兼ねなく喘ぎ声も出せますが、いかがなさいます」
 巧妙な誘導だった。俺はいつしか西岡の言葉に頷いていた。その頷きは、ほとんど、西岡の云うとおりにしますという頷きであった。
「別荘に戻ってからの方がよろしいですか」
 再度西岡は念を押した。俺は頷いた。それで、ここで逝かせて貰えるはずだった射精は別荘に戻るまでお預けとなってしまった。

 別荘に戻った。午後からみぞれは雨に変わって、雪がちの地面をべたべたに濡らしていた。雪の時よりも気温は高いはずだが、雨が降るだけでよけいに寒いような気がした。

 別荘に着いたらすぐに逝かせて貰えるものと期待していたが、西岡は何の素振りも見せなかった。不安になった俺は、自分から尋ねなければならなかった。
「西岡、さっきの約束だが」
「はい」
 西岡はそれだけ云って俺の言葉を待った。俺はあまり射精を西岡にねだりたくはなかったので、西岡が察してくれることを期待したが、西岡はわざと俺がはっきりと頼み込むのを待っているようであった。
「その、別荘に戻ってから逝かせてくれると云ったな」
「はい」
「じゃあ、それを、……頼む」
「はい。かしこまりました」
 西岡はにっこり笑って首を少し傾けて一礼した。ところが、彼女はそのままきびすを返して自分の部屋へ入っていってしまった。俺は困惑してロビーに立ち尽くした。

 西岡はすぐに戻ってきた。手にはいつぞやの鍼治療のシールを持っていた。
「久しぶりに、これを使いましょう」
「どうやって」
「これを乳首に二十四時間ほど貼っておきますと、乳首がかなり敏感になります。せっかくの射精ですから、一番気持ちよく出せるようにいたしましょう」
 俺は狼狽した。あと二十四時間、射精を延長されるという。まるで、目の前に人参を吊されて、馬が進めば人参も逃げるような気分だ。
「また延長か。別荘に戻ったら逝かせてくれると云ったじゃないか」
 思わず素直な不平が口を突いて出た。ストレートに自分の欲望を口にしてしまったことを俺は恥じたが、出た言葉はもはや取り消せなかった。

 西岡は思案顔で云った。
「なるほど。では伺いますが、明日の気持ちいい射精と、今日のそうでない射精、どちらがいいですか」
 西岡は挑発的な仕草で髪をかきあげた。試されている、と感じた。

 仮にここで「明日の気持ちいい射精」を選ぶとしたら、俺はますます西岡の快楽の罠にはまっていくだろう。約束ははぐらかされ、明日の方がもっと気持ちいいですよと延長され、焦らされ、永遠に来ない明日の快楽を追い求める哀れな馬車馬になってしまうだろう。とはいえ一方、「今日の気持ちよくない射精」がどれほどのものなのか見当がつかなかった。射精と云えば快楽を当然伴うものと思っているから、鍼治療シールなどに頼らなくとも今日射精させてもらえた方が断然いいと思った。
「俺は今日の射精を選ぶよ。と云うか、別荘に帰ったらという約束だったんだ。それを明日に延ばすなんて考えられない」
 西岡は目を伏せた。次に目を上げた時には、視線に決意がこもっていた。
「今日の、気持ちよくない射精を選ばれる、ということですね」
 西岡は一語一語に力を込めて、確認の念を押す。ここでそうだと答えれば、もはや取り消しは利かないような気がしたが、しかし後に引く気もなかった。
「そうだ」
「かしこまりました。では手錠をお着けください」
 西岡のハンドバッグから手錠が出てきた。ということは西岡はいつもあれを持ち歩いているのか。

 午後のまだ暗くならない時間帯のロビーである。外はじとじと雨が降っている。誰もこの別荘に近づく者はないが、もし誰かが外を通ったら窓から中をのぞくことができるロビーである。そのロビーで俺は、両手に手錠をかけて、前に手をついて、四つん這いの姿勢にさせられた。ズボンとパンツは西岡の手によって下ろされた。

 西岡は鼻歌交じりに、ハンドバッグの中を探している。四つん這いにさせられた俺からはハンドバッグの中身がよく見えない。向きを変えようにも、短い手錠がかけられているからなかなかうまく身動きが取れなかった。

 ギュっ、ぱちんと音がした。西岡は手にラテックスの薄い手袋を着けていた。白っぽいラテックスから肌の色が透けて見えるのは妙にエロティックである。それから西岡は、手にローションをとろとろと惜しげもなく垂らした。ラテックスの手袋はローションで覆われ、てらてらと光沢を放った。

 西岡は俺の真後ろに膝をついた。俺からは彼女の動向が全く見えなくなった。大方、股の間から手を伸ばして貞操具を解錠し、ローション付きの手袋でペニスをしごいてくれるのだろうと思っていたが、貞操具はなかなか解錠されなかった。それどころか、尻の穴をぬるぬるした感覚が襲う。ラテックスの手袋をまとった西岡の指が、俺の尻の穴に侵入してきた。
「あの、西岡?」
 西岡は無言であった。貞操具はまだ外してもらえていない。当然ペニスにも触ってもらえていない。ただ、肛門から、ぬるりと冷たい西岡の指が侵入してきている。しかも、いつになく、奥の方まで侵入してきている。俺は焦ったが、焦って括約筋を締めれば自分の肛門が傷つくことを知っていた。それに、このローションの量では、たとえ括約筋を締めたところで指の侵入を防ぐことはできなかっただろう。
「待ってくれ西岡、まさか」
 西岡は答えない。肛門に入った指が曲げられた。ぐいと内壁を押す。直腸の内側が圧迫されて、鈍い痛みが下腹部を襲った。
「痛い痛い」
 それでも、俺のペニスはグイと硬くなっていた。貞操具のペニスケースの内側で、勃起しかけたペニスは勃起できない痛みに身を折って苦しんでいる。

 肛門の指は容赦を知らなかった。折り曲げられた指が、直腸を突き破ってペニスの側へ刺さってくるかと思われた。痛みは下腹部全体に広がった。直腸内が痛いのか、勃起できないペニスが痛いのか、判別は付かなかった。
「おい西岡、痛いって。やめろって」
 俺は痛みから逃れる術を持たなかった。手錠に戒められた両手は、床について上半身を支えている。下半身は膝をついて、西岡に預けてしまっている。俺がこの痛みから逃れるためには、西岡にこれをやめさせるほかなかったが、しかし西岡は俺の問いかけに全く答えてくれなかった。

 肛門をぐいぐいと押される痛みが下腹部全体を支配してからしばらくして、何か液体がぽたぽたと垂れる音に気がついた。床を見ると、白濁したゼリー状の液体が零れていて、どう見ても精液にしか見えなかった。自分のペニスを見ると、貞操具のペニスケースに囚われて窮屈に折り曲げられたペニスの先から、ずるずると、白い精液が漏れ出しているのが見えた。

 射精の快楽など少しもなかった。身体を支配しているのは、睾丸を握られた時のような鈍い痛みと、やるせなさ、物憂さであった。西岡の指先の感覚すら、ぼんやりとしてわからなくなっていた。ただ下腹部全体が痛く、全身がだるいように感じた。

 精液は、ぼたぼたととめどなく床の上に零れた。一滴零れるごとに、俺の生命力とか、生きる気力が失われていくように感じた。ただとても悲しかった。快楽など少しもなかった。喩えて云うならば、射精直後の脱力感、あの全てがどうでもよくなる憂鬱なひと時、その憂鬱が、十倍になって、精液がゆっくりとペニスからこぼれ続ける間じゅうずっと、途切れることなく持続しているかのようであった。
「健一様が望まれたのですよ」
 どこからか声が聞こえた。西岡の声だということに気付くのに少し時間がかかった。冷たく、感情の無い、残酷な声であった。
「今日の気持ちよくない射精を、健一様が望まれたのですよ」
 声はそう繰り返した。俺はただただ悲しかった。そうか、俺が望んだのだったか。憂鬱と悲しみと、そして後悔が俺の全身を包んだ。どうやら、あの時、「明日の気持ちいい射精」を選んでいれば、こんな悲しい気持ちにはならずにすんだらしい。「気持ち良くない射精」を選んでしまったことを心の底から悔やんだ。悔やんでも悔やみきれないほどであった。涙のように、ペニスからまだ、どろどろとした精液が零れ落ち続けていた。

 長い長い射精が終わった時、俺の目には涙がたまっていた。悲しみに耐えきれなくなってあふれだしたのだろう。いつの間にか、俺の正面に西岡がいた。西岡は、四つん這いになって泣いていた俺の頭をその胸にギュっとかき抱いた。俺の顔は西岡の胸に包まれた。涙が西岡の白いブラウスを濡らした。

 俺は嗚咽を漏らして泣いた。西岡は何も云わずに、俺の頭を抱く腕に力を込めた。俺は西岡の胸に抱かれて泣いた。西岡がこの悲しみを癒してくれるような気がしていた。この悲しみを俺に与えたのが西岡本人だということには、その瞬間には思い至らなかった。

 西岡は貞操具の上から、付着した精液を拭き取った。手錠は外された。俺はもう何を云う気も、何をする気も起きなかった。ふらふらと自室へ戻り、ベッドにもぐりこんで寝てしまった。べたべたと降る雨が雪を濡らして地面を汚い泥の色に染める音だけが聞こえていた。

第六十二話へ
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Author:右斜め下
人が苦しむ物語が好きなんだけど、苦しんでいれば何でもいいってわけでもない。
自分でも「こういう話が好きです」と一言で言えないから、好きな話を自分で書いてしまおうと思った。
SとかMとかじゃないんだ。でもどっちかっていうとM。

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